倫理ふくおか シリーズ「人」2026年3月号

筑後倫理法人会所属
(一社)倫理研究所 法人局 法人スーパーバイザー
有限会社アークシティ 代表取締役 矢加部 尚武(やかべ ひさたけ)さん
趣味/竈門神社の清掃、男ノ子焼の里での米作り

福岡県倫理法人会で様々な役職を歴任され、2025年より法人スーパーバイザーに就任された筑後市の不動産会社有限会社アークシティ代表取締役矢加部尚武さんにお話を伺いました。
―まず、お仕事について教えてください

社屋の前で
不動産の売買や買取をやっています。
もともとは不燃ボードを作る仕事をしていて、中国で生産していた時期もありました。
でも円安や物価高でだんだん採算が合わなくなってきて、事業が縮小していきました。
家内が亡くなったことも大きな転機でしたね。
それを機に事業を整理して、原点だった不動産業に力を入れています。
―倫理法人会に入られたのはいつですか?

倫理法人会の仲間との思い出
2001年の1月です。もう25年、26年目になりますね。
―入会のきっかけは何だったのでしょうか?
松原元幹事長の会社の朝礼を見に行ったのがきっかけです。
とにかく朝礼が良くて、『職場の教養』が欲しかった。
それだけでした。
どうやったら手に入るんだろうと思っていたら、筑後の初代会長・武久さんが「これ知っとる?」って持ってきてくれて。
いやいやこれ探してたんですよって「会員になったら30冊来るよ」と聞いて、その場で申込書を書きました。
正直、倫理を学ぶというより、朝礼がしたかったんです。
―倫理に入って、何が一番変わりましたか?
会社ですね。朝礼を始めて、社員さんが感想を言うようになった。
それまで工場では黙々と仕事をするだけだったのが、「この人、こんなこと考えてたんだ」と分かるようになったんです。
実は入会する前、社員が全員出社しない日がありました。
ボーナスを渡した翌日でした。
ショックでしたよ。
でも社員さんと話し合って気づいたのは、「一番分かってなかったのは自分だった」ということでした。
―そこから何をされたんですか?
トイレ掃除を始めました。挨拶も変えました。
最初は責め心ばかりで、正直ムカムカしてましたよ。
でも1週間くらい続けるうちに、「ああ、自分が悪かったんだな」って腑に落ちた瞬間があった。
その時、胸のつかえがスーッと取れて、『明朗』ってこういうことかと実感しました。

「鬼滅の刃」の聖地である溝口竈門神社では神社総代を務めています
私の信条:人の喜び 我が喜び
―倫理では多くの役職を歴任されていますね
専任幹事から始まって、単会会長、地区長、県の幹事長、副会長、普及拡大委員長といろんな役を拝命させていただきました。
失敗も山ほどあります。
寝坊して約束を破ったこともあるし、レクチャラーで大遅刻したこともある。
でも、その全部が今の自分を作ってくれたと思っています。

広報委員会取材スタッフと共に
―後継者倫理塾の塾長も務められました
8期9期10期と3年間やりましたね。
人が一番変わる瞬間は「親につながった時」だと、はっきり分かりました。
どんな親であっても、命をいただいた存在。そのことに気づいた時、人は本当に変わる。
何度もその場面を見せてもらいました。

後継者倫理塾塾長時代の写真
―一昨年は奥様のご逝去、そしてご自身のご病気もありました
家内が亡くなって、その後、私も大腸がんで手術しました。
入院中に※『天の将に大任を是の人に降さんとするや…』という言葉が浮かんできてね。
苦難は役割を与えられている証なんだと、そう受け止めたら気持ちがスッと楽になりまし
た。
家内との時間も、できる限り一緒に過ごしました。
我が家で一緒に過ごした約半年間は本当の夫婦になれたように思います。
「これが良い」と受け止めています。
※純粋倫理という生活法則のエッセンスを凝縮して、わかりやすい標語にまとめた「万人幸福の栞17カ条」の一節

家族との思い出の写真
【編集後記】
長年の実践に裏打ちされた誠実な姿勢と温かなお人柄から、倫理は知識ではなく、行動として生きるものだと深く学びました。

筑後市溝口762-1
TEL 0942-48-5531
FAX 0942-53-6777
事業内容/不動産売却・買取・査定
https://www.archcity.jp/



